日付システム「シリアル値」を覚えて楽になる/Excel

アイキャッチ_シリアル値 Excel

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日付システム「シリアル値」と日付の表示形式/PCワークLABO

シリアル値とは

シリアル値とは、Excelで日付システムとして使われる数値のこと。

1900年1月1日を「1」とし、毎日「1」ずつ加算されていく。
つまり、1900年1月3日は「3」となり、「3」を日付に変換すると1900年1月3日となる。

ただし、Macの一部バージョンでは1904年1月1日が起点となり、0から始まる。
(初代Excelは1985年にMacintosh版で発売された。その時に採用していたのが1904年システム。)

では、本日のシリアル値を見てみよう。

まずは日付を入力。
左は関数 =Today で求めたもの。右は 5/2 と入力したもの。
どちらも今日の日付が出るのでどちらでもOK

現在の日付

次に、日付を入れたセルを選択して[ホーム]タブ「数値」グループ上部の「数値の書式」ボックスから「標準」を選択。

標準ボタン

日付の入っていたセルが「44683」と表示された。
これがシリアル値。

1900年1月1日から44683日目ということになる。

また表示形式を変えれば日付の表示(2022/5/2)になる。

並べ替えした時の昇順・降順

日付がシリアル値であることがわかれば昇順・降順の意味もわかる。

1900年1月1日が「1」そこから毎日増えていく。
つまり、古い日付ほどシリアル値は小さい。

日付の昇順・降順
昇順(シリアル値の小さい順)=古い日付順
降順(シリアル値の大きい順)=新しい日付順

シリアル値が分かれば日付の昇順・降順も悩まなくていい。

日付の計算はシリアル値で考える

シリアル値は1日ごとに「1」加算される。
1日を1としてそのまま計算式に入れればOK。

セルの日付から1週間後を表示したければ、
=(日付のセル)+7

これだけでいい。
何日か前にしたいのならばその日数分を引く。

毎日、自動的に7日後を表示したいのならば
=TODAY()+7

というように、関数と組み合わせることもできる。

また、関数の引数に「シリアル値」を指定するものがある。

例えばWEEKDAY関数などがそう。
=WEEKDAY(シリアル値,種類)
「シリアル値」の部分は日付のセルを指定すればいい。

WEEKDAY関数についてはこちらから

日付から曜日を表示させる(表示形式)

表示形式を使えばシリアル値を曜日表示にすることもできる。

曜日を表示させたいセルに、西暦から/で区切って日付を入力する。
≪Ctrlキー+1≫(この1はテンキーではなくキーボード上の数字の1)で
「セルの書式設定ダイアログボックス」が表示される。

[表示形式]タブの「ユーザー定義」で『 aaa 』と入力すると「月」というように表示される。

セルの書式設定ダイアログボックス

aaa:曜日の漢字一文字表示、「月」と表示される。
aaaa:曜日の漢字表示、「月曜日」と表示される。
m”月”d”日”(aaa):「5月2日(月)」と表示される。

ちなみに表示形式は、
yyyyで西暦4桁表示(例:2022)。yyで西暦2桁表示(例:22)。
mはmonthで月表示、mmで月の2桁表示(3なら03となる)。
dはdayで日を表示、ddで日の2桁表示。

表示形式も分かればさらにできることが広がる。

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